先月、念願の谷口化学工業所さんへ行ってきました。
「イノシシの脂で肌荒れに効くクリームが作れるだよ。」という、猟師さんの一言がきっかけで、それなら靴クリームとかも作れるんじゃないかなぁ。。。と、思いつき、ネットで検索してダメ元で色々なところへ打診していたところ、快く引き受けてくださったのが「谷口化学工業所」さんでした。
コロナ禍で、ずっとメールでのやり取りをさせていただいていた担当の河井さんとご対面♪なんだかやたら嬉しくて、テンション上がりっぱなしの訪問となりましたw
お会いしたかったのが一番の訪問理由でしたが、制作予定のイノシシデリケートクリームの原料となるイノシシの脂も直接お届けしてきました。
今回もSpiralで脂の塊をラーメン屋の仕込みですか?みたいに煮込んで煮込んで濾して真っ白に精製。
これを原料の一つとして老舗オイルメーカーさんの長年のノウハウを生かした独自の配合で皮革の保護に使えるデリケートクリームに仕上げていただきます。
靴クリームと違って過分なワックス成分は入りません。皮革に栄養と自然な艶を与えてくれる栄養クリームです。成分は化粧品にも使えるような肌に優しいものばかり。今回のクリームも安心してご使用いただけます。靴だけでなく、お財布やジャケットにも使えるクリーム♪
完成をお楽しみに♪
せっかくなのでと、お忙しい中工場見学もさせていただきました。
日本で最古のオイルメーカーさんなんですが、すごく、なんていうか、昔のまんま。近代化されていないんです。
オイルを充填するための機械があったりするんですが、この機械を動かすときは人が3人要るんですよ。とかね。
一応機械はあるんですけど、ほぼほぼ人力で作られていてびっくり。
直火はだめなんで湯煎でとか。。。
え?それ、鍋ですよね?機械で温度調節して大量にとかじゃないんですか?!みたいなw
驚きの連続。
出来上がった製品はこのトレーにって、、、木枠!?プラスチックとかじゃないんですか?!
使えるものはずっと大切に使う。という会社の方針なんだそうです。
ラベル貼りもお姉様方が一枚一枚手で貼っていらっしゃいました。
歴史が刻まれている作業場雰囲気に、なんか、ぐっと来ちゃいました。素敵だなぁ。。。
出来上がったクリームの充填も人力。
チューブの先を指先で調整しながら一瓶3回に分けて充填されるそうです。測ってないのに全てピタッと同じ分量。
機械化が進んで、AIで人員削減なんて流れが当たり前になりつつある中で、ほんとに素敵な会社だなと。改めてご縁があって本当に良かったと嬉しく思いました。
そして、伺った際に新製品を発見!
急遽、その新製品も猪脂で出来ないかってことになり、、、猪デリケートクリームに続いてもう一つイノシシ脂を使った製品を試作していただくこととなりました~~~♪
やっぱり行って会う。って大切だなぁと、心底思った訪問となりました。
お忙しいところお相手してくださいました河井さん、社長さん、職人さん、谷口化学工業所の皆様、本当にありがとうございました!引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!
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