茶芯とか、コアブラウンとか。格好良く言ってみたはいいけれど。

SpiralDanceを始めて知ったことの一つに、タンナーさんに”茶芯”と言っても通じない。が、あります。

鹿皮を送って、タンナーさんに「今回はよく言う茶芯にして欲しいんですけど。」って言ったら、「ナンやそれ。茶色に染めて、なんやて?」と・・・。

カクカクシカジカ、こんなんしてこんなんなるんですよって説明を、確か出張先の道端で熱弁したのを覚えております。

「なんやそれ、なに言うてるんかわからへんわ。」なんて言われながら。

それでも、「まぁ、福澤さんの言うようにやってみるわな。」って上がってきた革は、確かに茶芯。アメカジ業界でよく使われる、剥がれる感じの茶芯ではなくて、使い込むと表面のブラックに中の茶味が染みるように効いてくるっていう、素敵な革でした。

考えてみれば、一口に茶芯って言ったって、どう鞣すか、どう染めるかで全然違ってくるわけで、益々深く楽しい革の世界にようやく一歩足を踏み入れたような感覚。

でも、また作ってねって言っても、二度と出来ない場合が多いんだよなぁ・・・

お願いしているタンナーさん、好奇心旺盛すぎて、すぐいろんなことやるんですけど、忘れちゃうのですよね。

そんなこんなでSpiralDanceの革は毎度違います。

そもそも原皮が一定ではありませんので、同じ鞣し方をしても、同じ染料を使っても仕上がりは違って当然なんですけども。そこにファジーなタンナーさんの気まぐれが発動して、唯一無二の革が出来上がるわけです。

ああ、楽しいw

最早、思ったとおりに出来ないことを楽しんでおります。

量産する必要のない、小さな店のオリジナル商品に相応しい革。

是非、お客様にもそんな野生動物の革との出会いを楽しんでいただければと思います。

次の猟期からはエコレザーも作っていきますしね。

なぜ茶芯の話になったかといいますと、入荷してすぐ記事にしようと思って、ずーっと書けずにいたVINTAGEWORKSの茶芯ベルトのことを書こうと思ったからでした。

だいぶ横道にそれました。。。

メーカーさんの公式オンラインショップでは全型在庫なしのオンパレードになっておりますが、Spiralの店頭には静かに、静かに、在庫しております。

この茶芯がどんな茶芯なのかは使い込んでのお楽しみということでw

DH5736 17,600円税込み 31インチ、35インチが各一本。 ↓ ↓ ↓

37mmと太からず、細からずの程よい幅。シンプルなバックルで汎用性高めの一本です。ジーンズにも、チノパンにもGood。

DH5550 22,000円税込み 31インチ、35インチが各一本。

アメリカ製のスタッズを使用した無茶苦茶かっこよいスタッズベルト。別品番ですが、私もvintageworksのスタッズベルトを毎日愛用しております。ほんと、意外と何にでも合います。

オンラインショップへはまだ未掲載となっておりますので、通販ご希望のお客様はご面倒をおかけして申し訳ありませんが、メールでご注文下さい。

spiral.jeans@gmail.com

ここのところ、ずーっとリペアに没頭しておりまして、またしてもブログ疎かになってしまってスミマセン。

一日にスレキ交換3本ノックとかしているので、目がしょぼしょぼで、目が良くなる本?日めくり買いました。こんなんでよくなるんかなぁ~??

暑い日が続いておりますが、Spiralは元気に営業しております!

皆様のご来店をお待ちしております!

コメント

タイトルとURLをコピーしました