THE H.W.DOG&CO FATIGUE HAT AW KHAKI

先日、ワークショップを手伝ってもらった姉に「今時、ブログは誰も読まんぞ。ブログは。」と断言され、今日、所要で寄ってくれたさいとうラーメンさんにも「もう、ブログって時代じゃねぇよな。」なんて言われまして。

今の世の中はいっぱい情報があって、色んな所を見ないといけない。でも一日の時間は限られているから短時間でいっぱい情報を仕入れたい。だから、一瞬で情報が入ってくるInstagramだとか、Tik Tokだとか?そーいうものがいいんだと。Twitter、FBはまたちょっと違う部類みたいですが。

ふーん。

でも、Spiralのお客様は皆さんブログを読んでくださっているご様子で、「いつも読んでるよ!」とか、「ブログに書いてあったから!」とか、おっしゃってくださるので、ブログは駄目か。。。とはさらさら思えず、逆に本当にありがたいことだと改めて思うに至りました。

こんな時代に貴重な時間を私のブログに割いてくださっているなんて。

いやーありがたい。いつも読んでくださる皆様、本当にありがとうございます。

と、いうわけで、引き続き、頑張って書いていきたいと思います。どうぞ、気が向いたらで結構でございますので、今後ともお付き合いよろしくお願いいたします。

さて!本日のご紹介は

軍隊で使用された作業用の帽子”ファティーグハット”の冬バージョン。

ウールコットンベースの4種混紡生地で雰囲気のある生地。

私も以前リリースされたデニムのファティーグハットを愛用しておりますが、”作業帽子”という、その本来の用途に違わず、草刈り、廃品回収、釣り、ナドナド、外仕事に大変重宝しております。

格好良いだけでなく、シンプルでなんにでも似合うデザインなので、気軽にガシガシ使えるところが良いところ。

それにしても、DOGの帽子ってちょっと高いんだよなぁって思われませんか?

でもよく見てみると、「ああ、そりゃそうよ。」と思うポイントがいくつかあります。

例えばブリム。

これ、よく見るとつなぎ目がありません。通常クロッシェタイプの帽子のブリムは傾斜をつけるため、半円にパターンを引いて、接ぎ合わせます。ところがコレは接ぎがない。丸く裁断しているということです。丸く裁断するってことは傾斜が付きませんので、フラットなブリムができるわけです。が、当然真ん中の生地は無駄になる。裁断効率が悪くなりますので、ここで先ず、生地コストが余分にかかります。

これはおそらく、傾斜なしのブリムを作るのと同時に、このブリムに入っているチェーンステッチのためでもあるかな?と思います。チェーンステッチって途中で切れたら大惨事。またイチから縫直しdeath。ブリムに接ぎがあるとそこに段差ができるため、糸ギレするリスクがある。このリスク回避のの意味合いもあるのかなと。←メーカー未確認(笑)こんど聞いてみます。

しかもこのステッチの間隔の狭さ。くるくる回しながら縫っていると思うんですが、非常に手間のかかる作業です。これだけステッチが入っていると、クセ付けもしやすく、当然丈夫でもあり、使い込めば使い込むほどパッカリングで表情が生まれ、ボロくなっても格好良くなります。チェーンステッチで縫うと、本縫いみたいに下糸の交換をしなくて済むので、ここは効率が良かったりするんですけどね。その利点があるからこれだけ狭いピッチでステッチを入れることができるとも言えます。

そんなこんな、いろいろな要素を詰め込んだが故のちょっとだけ高価なハット。これをリアルに外仕事でガンガン使っちゃってください。使っちゃって大丈夫ですから。

Spiralで販売している製品全般に言えることですが、お買い上げいただいたときは半製品。使い込んで初めて製品として完成します。そのプロセスを是非お楽しみいただきたい。使い込んでボロボロになっても手放せない。そんな製品をご提供できればと思っています。

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